10月の薬草(No41-60)
お断り:掲載写真は専門家でないのでWEBの検索、あるいは手持ちの本で確認したもので完全を期したものではないことを
お断りします。もし間違っていたらご指摘下さい。
| No | 薬草名 | 薬効・用い方 | 採取時期と調整法・成分 |
| 41 | クワ(くわ、桑白皮、そうはくひ、桑葉、そうよう、 桑枝、そうし、桑椹、そうたい) 桑白皮とは、クワの根の皮を乾燥させたものです。漢方の内服では、咳止め・鎮痛・消炎などに使われます。 ソウハクヒに含まれるフラボノイドは、シミ・ソバカスの元になるメラニンを作りにくくする作用があると言われており、美白化粧品の原料となります。 ![]() |
薬効・用い方: 桑白皮には、利尿、血圧降下、血糖降下作用があり、漢方薬の清肺湯、華蓋散などに処方される。桑白皮だけを用いる場合は、1日量10〜15gを煎じて服用します。 桑葉は細かく刻み茶材として、お茶のように急須にいれてのむと便秘、高血圧、動脈硬化、補血、強壮、咳止めの予防になる。糖尿病、口渇き、頭痛、たん、せき、目の充血には、1日量5〜10gを煎用する。桑枝はリューマチ、神経痛、関節炎に1日量30〜60gムを煎用する。 桑椹は肝臓、腎臓の機能を高める作用があり1日量10〜15gを煎用。 クワ酒:桑白皮200g刻み、砂糖を同量加えてホワイトリカー1.8リットルに6カ月程度おいて、完熟させる。布でこして就寝前に約15ミリリットルを飲用すると高血圧の予防になる。熟した果実500gか桑椹200gに、砂糖150gを加えて、約1カ月漬けたものをクワの実酒といって疲労回復、強壮、浄血、動脈硬化の予防になるとされる。 塗布:乾燥した葉を粉末にして、ゴマ油で練って患部に塗ると熱湯やけどに効果があるとされる。生の果実はそのまま食べても薬効があるとされる。また、若葉は、ゆでてから調理して食べる。 |
見分け方・特徴 : クワは日本に野生するヤマグワと区別するためにカラグワ(唐桑)と呼ぶ。カラグワ(唐桑)は一般には蚕の飼料として栽培していて、主幹は切り低木状に育てるので2〜3mの高さです。葉は、柄があり互生して質は薄く、卵円形か卵状の長楕円形で、浅く3〜5裂して先端は尖っている。基部は心形で、縁にあらい鋸歯がある。日本に野生するヤマグワは、葉のギザギザが尖っているのでカラグワ(唐桑)と区別ができる。 花は5月ころに雄はなと雌花をつける。雄花序は円柱形で垂れ下がり、花被片4個、オシベ4個で中央に退化した雌しべがある。 雌花序は長楕円形で、花被片4個、花柱のない雌しべ1個がある。またヤマグワには短い花柱があり、この点でも区別ができる。花後には、雌花序が集合果になる。 採集と調整 : 冬に根を掘り、細い根は取り除き、水洗いしてから皮部をはぎ天日で乾燥する。これが生薬の桑白皮(そうはくひ)です。 11月ころの葉を採取して天日で乾燥したものを桑葉(そうよう)といい、4〜6月に若い枝を刈り取り天日で乾燥したものを桑枝(そうし・くわ茶)、4〜6月ころに果実を集めて乾燥したものを桑椹(そうたい)という。 |
| 42 | シロバナサクラタデ(しろばなさくらたで、白花桜蓼)![]() |
薬効・用い方: 薬効の記載情報はない。 シロバナサクラタデ〈白花桜蓼〉(タデ科 タデ属。 花期は8〜10月。サクラタデによく似た種で、湿地に生え、地下茎のある多年草。雌雄異株。茎は直立し、よく枝を分け、葉には短い柄があり、葉身は披針形、両端は鋭形、脈上やふちに伏毛が生え、やや厚い。托葉鞘は長い筒形で伏毛があり、縁毛は長い。総状花序はややまばらな穂状で先は垂れる。萼は5深裂。茎の高さは30−60センチ。シロバナサクラタデは、10月13日に開花確認しました。 |
採集と調整 : |
| 43 | メドーセージ |
薬効・用い方: 薬効の記載情報はない。 春から秋の長期に渡って紫の茎に青い花を次々と開花させて目を楽しませてくれる。しかし薬用としての価値はかなり低いので薬効を求める方にはおすすめしません。 セージの仲間は、このような唇状花といわれる花形で、蛇(ヘビ)の口みたいにかぱっとあいている。まさにメドーサセージという名に相応しい。(メドーサは、蛇の首巻きと蛇の髪を付け、メドーサを見た者を石にしてしまうギリシャ神話に出てくる魔竜。ペルシュウスなる若者がこれに挑み、楯に映るメドーサに近づき、鎌でその首を切り落としたという。) |
採集と調整 : |
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キンポウジュ、ブラシノキ(きんぽうじゅ、金宝樹、ぶらしのき)![]() |
薬効・用い方: ブラシノキ(刷子の木)は、オーストラリア原産です。日本へは明治の中期に渡来し、関東以西の暖地に分布。名の由来は、花序をブラシあるいは「たわし」に似ている。別名のハナマキ(花槙)は葉がマキ科のイヌマキ(犬槙)Podocarpus macrophyllus (Thunb.) D. Donの葉に似る事から。英名はBottle Brush。フトモモ科(Myrtaceae)は、南半球の熱帯から温帯に約155属3600種以上があり、ブラシノキ属は、オーストラリア・タスマニア・ニューカレドニアに約30種が分布。樹高は通常2〜4mですが、12m程までになるものもあるようです。葉は長さ8〜10cmで細長く、革質で堅く全縁です。枝先に10〜12cmの穂状花序(spike)を付けます。花弁は緑色で小さく、5枚あります。萼と共に開花後に脱落します。雄しべの花糸は光沢のある赤色で多数ある。初めは毛糸玉のような丸まった状態になっていて、解きほぐしながら伸ばし、まっすぐに展開する。花糸が出揃うと、ボトルブラシ状になる。雌しべは1本で、葯の色は黄色です。両性花です。果実は朔果で、枝に取り巻いて付きます。原産地では乾燥期や山火事の時に実を開き種子を散布する。 |
採集と調整 : |
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コノテガシワ(このてがしわ、児手柏)![]() |
薬効・用い方: 枝が平たく手のひらを立てたように見えることからコノデガシワといいます。枝葉を側柏葉(ソクハクヨウ)といい民間で止瀉、止血薬とします。種子を柏子仁(ハクシニン)といい滋養強壮薬とする。 柏子仁(ハクシニン) ヒノキ科の常緑小高木、コノテガシワの種子を用いたものです。 「神農本草経」では柏実の名で収載され、古くより仙人が好んだ滋養薬としてよく知られる。 漢方では養心安神・潤腸の効能があり、動悸・不眠・盗汗・便秘などに用いられる。 |
採集と調整 : |
| 46 | ホトケノザ![]() |
薬効・用い方: シソ科の一年草。葉の形が仏座(蓮華座)に似ていることから名付けられた。ちなみに春の七草の「ほとけのざ」は本種ではなくキク科のタビラコのこと。 花は開放花と閉鎖花をつくる。また、種子にはエライオソーム(種枕)と呼ばれる脂質に富んだ付属物があり(2枚目の写真矢印部分)、それを食べるアリによって種子が遠方まで運ばれる。 同時期に咲くヒメオドリコソウと比較されたり、ごく小さな幼苗がオオイヌノフグリと比較されたりするが、成植物で似た種はない。 葉が段々になっていることから、サンガイグサ(三階草)とも呼ばれています。 畑や道端に生える2年草 高さ10-30cm 葉の長さは1-2cmの扇形 花期 3〜6月、11〜12月 陽だまりでは真冬でも花をつけます。 紅紫色の細長い唇形花が数個ずつ輪生する。有毒植物 。 食用:食べられません。春の七草のホトケノザはコオニタビラコのことで、本種ではない。 薬効:鎮痛や胃潰瘍。 |
採集と調整 : |
| 47 | ナズナ![]() |
薬効・用い方: 高血圧、解熱、利尿、便秘、肝臓病、吐血、血便、血尿、生理不順、下痢などには、乾燥した全草1日量10〜15gとして、約0.5リットルの水で半量まで煮詰めて服用。 目の充血、痛みには、乾燥10gを水0.2リットルで煎じて、ガーゼで濾してから洗眼する。下痢、腹痛には葉や根を黒焼きにして服用する。 ナズナは春の七草としてよく知られている繁殖力が旺盛な雑草のひとつですが、七草粥に入れて食べるようになったのは、平安の頃からだとされる。 ナズナは春の花ですが、この写真は愛媛県大洲市で2006.10.14に撮ったものです。 |
採集と調整 : 見分け方・特徴:根茎は、白色の円柱形、高さ10〜40cm。茎は直立して分枝する。根生葉は、羽状に裂け、放射状に地面にへばりついて冬を越します。 茎の上部の葉は楕円で先端が尖ります。 花は春3〜5月ころに、茎を伸ばして白色十字花を多数花穂につける。花後の果実が三角形の形をしていて、三味線のバチに似ていることから、ペンペングサという別名もあります。 果実の中には、小粒の種子が多数入っています。 採集と調整:4〜5月ころ、未熟果がついたまま地上部の全草を採取して、風通しのよい場所で陰干しにして乾燥させる。ナズナは春の七草のひとつとして、古くから邪気を祓い、万病をさけるという、七草粥の風習にはかかせないものです。 春の若苗は、茹でておひたし、あえもの、汁のみなどにします。また、生のまま薄くころもを付けて、天ぷらにします。 |
| 48 | ツルニンジン(つるにんじん、蔓人参、ジイソブ、爺蕎)![]() |
薬効・用い方: 別名:ジイソブ(爺蕎) 花期:夏 蔓性の多年草で,他の植物にからみついています。花は8〜10月に見られ、鐘形の花が下向きに咲く。花の色は白緑色で内側に紫褐色の斑点がついている。根が朝鮮人参に似ているのでこの名前がつきました。 別名はジイソブ(爺蕎)と呼び,これに似た植物のバアソブ(婆蕎)に対応しています。「ばあそぶ」というのは「老婆のそばかす」という意味で,「そぶ」というのは木曽の方言だそうです。 茎を切ると白い乳液が出る。 薬効:この乳液が切り傷に効果があるといわれている。 名前の由来は、根が朝鮮人参に似ていることから。 |
採集と調整 : |
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ヒメクグ(ひめくぐ、姫莎草)![]() |
薬効・用い方: 薬効の情報記載はない。 花期:夏〜秋 やや湿り気のある田の畦や河原や道ばたに生えます。花は丸く集まり,付け根に細長い 2,3 枚の葉(苞葉)があります。草には甘い香りがあります(ちょっと説明しにくい香りです)。 「くぐ」というのは,カヤツリグサの古い名前だそうです。 なお,丸く集まった花が数個つくものはタマガヤツリ(玉蚊帳吊り)というものです。 |
採集と調整 : 成分:香油成分を含んでおり、植物体を揉むと甘い独特の香りがする。他に香りのするカヤツリグサ科の植物はの場合、どちらかといえばレモンのような香りであるため、ヒメクグを見分ける一番の手掛かりとなる。 |
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アキノタムラソウ![]() |
薬効・用い方: 薬効の情報、記載はない。 本州、四国、九州の山野の道端などに生える多年草。葉は対生し、奇数羽状複葉で、広卵形の小葉の縁は鋸歯がある。花期7〜11月。同属野生種にキバナアキギリがある。外国産の同属植物(アキノベニバナサルビア、アメジストセージ、ムラサキサルビアなど)には観賞用に栽培されるものが多いが、一方、オニサルビア、タンジンやヤクヨウサルビアなどのように薬用に供されるものも結構ある。名はしばしば「秋の田村草」とされ、キク科タムラソウSerratula coronata subsp. insularisに似ていて秋に花を付けるので名付けられたといわれるが、実際には全く似ておらず、分類学的にも名の由来も全く関係はないようである。因みにタムラソウの語源も不明である。 |
採集と調整 : |
| 51 | ガマズミ![]() |
薬効・用い方: 疲労回復や利尿に薬用酒にします。 紅熟した果実を、200〜300g、水洗いしてよく水気を切り、ホワイトリカー1.8リットル、グラニュー糖200g程度で、冷暗所で2〜3カ月して、濾して材料を引き上げる。 滋養強壮、利尿に、夕食後杯1杯飲む。 名前の由来:昔はガマズミの幹や枝を鍬(くわ)の柄に使っていたことから、カマがつき、赤い果実を染料の原料として使っていたことから、ゾメがつき、カマゾメが転訛(てんか)して、ガマズミになったといわれている また、ズミは、果実に酸味があることから、酢味(すみ)から転嫁して、ガマズミの名になったという。 |
採集と調整 : 見分け方・特徴:葉は、長円形、対生して若葉には毛があり、葉脈は明瞭です。 花は、初夏、枝頂に白い小花を水平につけ、芳香がある。 果実は、秋に直径5ミリくらいの卵形の赤い実になり、熟すと鮮やかな赤から紅紫色になっていく。 ガマズミの実は、食べると甘酸っぱい味がする。 採集と調整:秋に赤く熟した果実を採取する。 |
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ヒメジョオン![]() |
薬効・用い方: 糖尿病の予防やむくみをとる茶材として用いる。乾燥した花や葉を混ぜ1日約10gを、適量の水で煎じて、お茶のように飲用する。糖尿病の予防には、乾燥した花を粉末にして、1回2gを服用。 北米では、全草を乾燥させて、煎じて利尿剤、結石の除去にも用いられる。 食用としては、若芽はやわらかいので、適時採取して、塩を入れた熱湯でかるく茹でてから、水にさらしてアク抜きをしてから調理する。 おひたし、あえもの、油いため、佃煮などにする。特に若い葉は、そのままころもをつけて天ぷらにする。 明治の始めころ渡来して、またたく間に、日本全国に繁殖した。 特に、鉄道沿線に沿って繁殖したためにテツドウグサ、花の形からゴイシグサ、何も手を加えない庭にも簡単に育つことからビンボウグサと呼ばれた。 |
採集と調整 : 見分け方・特徴:茎は、直立して約50cmで上部で分岐する。 葉は、やや細長く先端は尖ります。 花は、7〜9月に白色の頭状花を茎の先端に数個につけます。 ヒメジョオンに似たハルジオンは、開花期が4〜7月と早く咲き、花が咲く前の蕾(つぼみ)は頭をたれています。 また、茎は中空で、葉は茎を抱いています。 採集と調整:開花期に花を採取して、陰干しにして乾燥させる。葉は随時採取して天日乾燥させる。花が咲き始めると、苦味と香りが強くなるので注意して早めに採取する。 |
| 53 | ツワブキ(つわぶき、石蕗 )![]() |
薬効・用い方: ツワブキは民間薬としての用途がおもなもの。葉を火にあぶって柔らかくし、細かく刻んで打撲、できもの、切り傷、湿疹に外用すると効き目があるとされる。また、葉を青汁が出る程よくもんで、打撲、できもの、切り傷、湿疹に外用に直接つける。 ツワブキの葉の青汁には、青葉の強い臭いがあり、これは、ツワブキの葉にヘキセナールという成分が含まれていて、ヘキセナールには強い抗菌作用があるためです。 洗浄:ツワブキの葉を10gを0.2リットルの水で煎じて、痔疾などの患部を洗う。 ツワブキの乾燥した根茎を、健胃、食あたり、下痢に乾燥した根茎10〜20gを、0.5リットルの水で1/3量まで、煎じ煮詰めて食間に3回に分けて飲む。魚の中毒など食中りには、乾燥根茎10〜20gを、0.4リットルで煎じるか、葉の青汁を直接飲んでも効果がある。ツワブキの根茎の乾燥した漢名「たく吾葉(たくごよう)」の粉末と、莪峩(がじゅつ)の粉末を混合したものは胃腸薬として用いる。 食用:若葉には灰褐色の長毛がありますが、成長するにしたがって、ほとんど無毛となります。 葉や若い葉柄をフキと同様に食用にする。春に、葉の開く前の伸びた葉柄を摘み取る。葉は捨てて柄だけを灰を入れた熱湯で茹でてから、水にさらしてアク抜きをする。それを皮をむいて、煮物、おひたし、佃煮、あえもの、天ぷら、粕漬け、塩漬け、カレー煮などにする。その他 ツワブキの名前の由来は、葉が丸くフキのように見えて、光沢がありつやがあることから、「つやブキ」の意味から転訛して、ツワブキになったという説と、「厚葉ブキ」から「あ」が省略されて、「つわぶき」になったという説がある。 |
採集と調整 : 見分け方・特徴: ツワブキの、根茎は太く、斜めに這い、長い柄のある葉を数本、束にして出している。葉は、はじめ灰褐色の綿毛におおわれているが、葉柄がのびるに従って、無毛となります。形は円い腎臓形でフキによく似ているが、葉質は厚く、つやがある。大きさは長さ4〜15cm、巾6〜330cm、葉縁は浅い波状をしている。 花は10月から12月ころ、葉間から、長くのびた花茎の先に散房花序をつくる。 大きさは径4〜6cm、まわりに舌状花が一列に並んでいる。 舌状花の大きさは、長さ3〜4cm、巾6mm程で、あざやかな黄色をしています。 果実は5〜6mmで、毛がびっしり生える。。冠毛は汚褐色で長さ8〜11ミリです。 採集と調整:ツワブキの、根茎を10月頃に採取して、刻んで日干しにする。 葉は使用時に、採取して用いることができます。 ツワブキの、漢名を「たく吾」といいます。 |
| 54 | ヤブミョウガ![]() |
薬効・用い方: 若芽、葉の開かない若葉を採取して、塩を入れて茹でて、さらして、サラダに入れたり、炒め物、すまし汁にして食べるが、ミョウガのように香りはしない。 名の由来は、群生している様子が、藪(やぶ)に見え、葉がミヨウガに似ていることから、ヤブミョウガの名になったと思う また、ミョウガの名の由来は、香りがして食用にした、芽香(めか)が転嫁(てんか)して、「めうが」になりミョウガの名になった。 |
採集と調整 : 見分け方・特徴:地下には左右に伸びる細い根茎があり群生する多年草。 茎は、高さ30〜80センチで直立。 葉は、茎の中間に密に互生して輪生に見える。葉の長さ20〜30センチの長楕円形 花は、夏〜秋に、花茎を20〜30センチ伸ばして、小さな白色1日花を円錐状につける。 花後、玉形の果実が瑠璃色に熟す。 採集と調整:ミョウガタケに似た若芽を採取 |
| 55 | チジミザサ、チヂミザサ(縮み笹)![]() |
薬効・用い方: 薬効に関する記載情報はない。 高さ:30〜40cm 花期:8〜11月 葉が縮んで波打っているのが特徴。 果実が熟すと粘液を出し、種子はこの粘液によって動物に付着して運ばれる。 仲間には、葉や茎に生えている毛が多いケチヂミザサやコチヂミザサがある。葉が笹の葉に似ていること、縁が縮れていることから、チヂミザサです。 花は8月から10月、6個から10個の小さな枝をだして小穂がつきます。 小穂は2個の小花から出来ていますが、下の小花は退化しており、上部の小花だけが結実します。 このチヂミザサの特徴は何と言っても、赤くて長い「ノギ」です(草冠に亡です)。葉とこのノギですぐにチヂミザサだと分かります。 そしてこのノギは、大事な役割を持っているのです。 果実が稔ってくると、この赤いノギの先に粘液をだすのです。そして、動物(人もです)にくっ付いて種子散布をしているのです。 ただ赤くて長いだけではないのです。 |
採集と調整 : |
| 56 | クヌギ/樸そく(ボクソク) /土骨皮(ドコッピ) ブナ科のクヌギまたはその他近縁植物の樹皮。 暖かい地方の山林に自生する落葉高木。夏に樹皮を取り、乾燥させて、おでき・打撲の時に煎じ液で患部を洗います。
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薬効・用い方: クヌギはブナ科コナラ属の落葉樹のひとつ。新緑・紅葉がきれい。クヌギの語源は国木(くにき)からという説がある。古名はつるばみ。漢字では櫟、椚、橡などと表記する。樹高は15-20mになる。 樹皮は暗い灰褐色で厚いコルク状で縦に割れ目ができきる。 葉は長楕円形で周囲は鋸歯状で、互生する。 花は雌雄別の風媒花で4-5月頃に咲く。雄花は黄色い10cmほどの房状に小さな花をつける。雌花は葉の付根に非常に小さい赤っぽい花をつける。雌花は受粉すると実を付け翌年の秋に成熟する。 実は他のブナ科の樹木の実とともにドングリとよばれる。ドングリの中では直径が約2cmと大きく、ほぼ球形で、半分は椀型の殻斗につつまれている。殻斗のまわりにはたくさんの鱗片がつく。実は渋味が強いため、そのままでは食用にならない。 材質は硬く、建築材や器具材、車両、船舶に使われるほか、薪や椎茸栽培の榾木(ほだぎ)として用いられる。 樹皮は樸?(ぼくそく)という生薬であり、十味敗毒湯、治打撲一方(チダボクイッポウ)といった漢方薬に配合される |
採集と調整 : |
| 57 | ノブドウ(蛇葡萄、じゃほとう、蛇葡萄根、じゃほとうこん)![]() |
薬効・用い方: 関節痛などには乾燥した根、1日量10g、水0.5リットルで約半量になるまで煎じ、1日3回に分けて服用する。 また、若い茎葉をすりつぶして小麦粉と酢を、適量混ぜて痛むところに塗布する。 ノブドウ酒:ノブドウ200〜300gム、焼酎1〜1.8リットルを漬け込んで、約6カ月冷暗所におき、材料を引き上げる。糖尿病、肝臓病、腰痛・関節痛などに効き目があるという。 ノブドウには変種が多く、葉の形が不規則で、切れ込みの多いものを、キレハノブドウと呼ぶという。 名前の由来は、野に生えるブドウでノブドウ(野葡萄)と名がついた。 |
採集と調整 : 見分け方・特徴:北海道から沖縄まで分布する蔓性落葉多年草で、巻きひげで巻き付きながら生長する。 葉はブドウに似て直径4-12cmの円形で3-5裂します。 花は8月ころ、形はヤブガラシに似ていて、淡緑色の小花をつけ、花弁5、雄しべ5、花は目立たない。 果実は、9〜10月約直径7mmの球形で淡い紫色から空色に熟します。 果実には、ブドウタマバエやブドウガリバチの幼虫の寄生により、虫こぶ状になり、異常に脹らんで、白緑色、淡紫色、瑠璃色、赤紫色や形も大小不揃いになる。 果実は味が悪く食べられない。 採集と調整:茎葉、根茎を、秋に掘り取り、水洗いして小さく刻み日干しにして乾燥させる。 これを生薬で、茎葉を蛇葡萄(じゃほとう)、根を 蛇葡萄根(じゃほとうこん)という。 |
| 58 | ユッカ(アツバキミガヨラン、厚葉君ヶ代蘭)![]() |
薬効・用い方: 薬効に関する記載情報はない。 ユッカ(アツバキミガヨラン),リュウゼツラン科. 5月から6月、または9月から10月ころに花を咲かせます。北アメリカ南部の原産で、日本では庭園などに植えられている。 花が咲いてない時期には、リュウゼツラン同様、とげとげしている。花は下向きにつき、大きいが可憐な印象を受ける。リュウゼツランが一度花を咲かせると、植物体自体が枯れてしまうのに対し、アツバキミガヨランは何回も何回も植物体が死んでしまうまで花を咲かせる。 |
採集と調整 : |
| 59 | シュウメイギク(しゅうめいぎく、秋明菊)![]() |
薬効・用い方:秋明菊(シュウメイギク)は薬効に関する記載情報はない。 キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。 原産地は中国である。 観賞用に栽培され、また各地に野生化している。 特に京都の貴船山に多いので貴船菊(キブネギク)の別名がある。 草丈は50〜100cmくらいになる。 開花時期は9〜11月である。 花柄の先に菊に似た淡い紅紫色または白色の花をつける。 ただし、花びらのように見えるのは花ではなく萼である。 八重咲きに見えるのは、萼と雄しべが弁化したものである。 別名を秋牡丹(アキボタン)ともいう。 |
採集と調整 : |
| 60 | シカクマメ(しかくまめ、四角豆、ウリズン)![]() |
薬効・用い方: 薬効に関する記載情報はない。 マメ科。 熱帯アジア原産。在来種のシカクマメは、短日性が強く、開花結実時には気温が足りなくなるために九州以北での栽培は難しいとされていました。本種ウリズンは短日性が比較的弱く、夏の終わり頃から開花結実します。 切ると断面が人型のブロックのよう。ほんの少しの苦味がマヨネーズとよく合う。最近、東京のスーパーでも見かけるようになった新顔の野菜。熱帯地方原産で沖縄を中心に栽培される。沖縄では"ウリズン"と呼ばれるが、これは沖縄の方言で4月頃の新緑の季節の意味。 草木が一斉に芽吹く時の美しい薄緑色をしている事から名付けられた。完熟した豆、花、またイモ(細いさつま芋状)も食用になる。 パプア・ニューギニアでは、このイモ(美味でタンパク質が豊富だそうです)がとくに好まれているそうで、 イモを大きくするために花をつんで豆を実らせないようにするほどです。 |
採集と調整 : |