11月の薬草(No21-40)
お断り:掲載写真は専門家でないのでWEBの検索、あるいは手持ちの本で確認したもので完全を期したものではないことを
お断りします。もし間違っていたらご指摘下さい。
| No | 薬草名 | 薬効・用い方 | 採取時期と調整法・成分 |
| 21 | タネツケバナ(たねつけばな)![]() |
薬効・用い方: むくみ、腫れ物の利尿や咳止めなどには、乾燥した種子1回分として2gを約水0.1リットルで半量まで煎じて服用する。 尿道炎、膀胱炎、こしけなどには乾燥した全草1日量、全草10〜20グラムを水0.4リットルを半量まで煎じて3回に分けて服用する。 できものなどには新鮮な葉を、すり潰して患部に塗布する 4〜5月ころの若芽、若葉を摘み取り、生でサラダにして食べる。茹でて水にさらして和え物、おひたし、汁の実などにする。クレソンに似た味がして美味しい。 その他:名前の由来は、稲の種籾(たねもみ)を水に漬けるころに、白花を一面につけることから、タネツケバナの名がついた また、果実が熟すと、種子を覆っていた皮が反転して、勢いよく種子を四方に飛ばすことから、繁殖力の強さを馬に見立てて、「種付け馬」が転訛して、タネツメバナになったという。 愛媛県大洲市の東大洲から長浜方面へ向かった肱川の赤橋の手前の土手に近い休耕田に生えてました。草丈36cmで葉はタンポポの葉のように切れ込みがあり、葉長は下部で20cmでした(2006.11.10撮影)。 |
採集と調整 : 分布生育場所:北海道〜九州の水田、水辺の湿地など湿り気のある場所 。 見分け方・特徴:タネツケバナは、水辺などに普通に自生する越年草 茎の高さは10〜30cm、多数枝を分岐して暗紫色から緑色を帯び毛がある。葉は互生し羽状複葉、小葉は7〜15枚、長楕円形〜卵形。花は4〜6月ころに花茎の茎頂に白色十字花の小花を多数つける。果実は長角果で細長い、実が熟すと種子を覆っていた皮が勢い良く反転して種子を四方に飛ばして繁殖する。 |
| 22 | ハハコグサ(ははこぐさ、鼠麹草、そきくそう)![]() |
薬効・用い方: 全草を乾燥したもの鼠麹草は、鎮咳作用がある。 たん、せきには1日量10gに水0.5リットルを加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、1日3回服用。また、よく乾燥したハハコグサを細かく切り、1日量20g位を火にくべ、立ち上がる煙を吸っても、せき、たんには効き目があるといわれる。慢性の気管支炎には1日量50gを煎じて、1日2回食間に服用。但し、胃痛、悪心といった軽い副作用を伴った場合は服用をやめた方がよい。急性扁桃腺炎には全草10gと0.2リットルの水で煎じて、その液でうがいをする。ハハコグサの全草の黒焼き粉を作り、トウガラシ粉を加えて、植物油で練り合わせたものを、たむしに塗ります。 ハハコグサの若芽を、摘み取りゆでて水にさらして七草粥の具にする。ハハコグサの草団子はハハコグサの若芽を、塩を入れた熱湯でゆでで、水につけて軽くアク抜きしてから、細かく刻む。こねた米(もち米)の粉に混ぜて、よく練ってついてから、餅や草団子を作る。 また、ハハコグサの若芽を、ころもを薄くつけて天ぷらににします。 ハハコグサは、春の七草のひとつで「おぎょう」といい、昔から若芽をゆでて七草粥にしたり、草団子や草餅の原料にしていましたが「ヨモギ」の方が、緑の色が濃くて喜ばれるようになり、ハハコグサの利用は少なくなった。「和漢三才図会、1713年)」には胆石に用いる方法として、花をよく乾燥し煙草にして、その煙を吸ったり、または、ハハコグサ、フキの花、熟地黄(アカヤジオウ)の3品をあぶってよく混ぜあわせて、炉にくべてその煙を吸うとよいと書かれている。 ハハコグサは古代に農耕とともに渡来した帰化植物であると考えられる。愛媛県大洲市の東大洲から長浜方面へ向かった肱川の赤橋の手前の土手に近い休耕田に生えてました。草丈23cm,葉長5cmでした(2006.11.10撮影)。 |
採集と調整 : 分布生育場所:日本全土の日当たりのよい畑地、原野、道端などに普通に見られる2年草。 見分け方・特徴:ハコグサの若苗は綿毛におおわれ、冬から早春に地面にはりつくように生える。 根元の方で分枝した数本の茎が伸びて立ち上がる。葉は互生し、先は丸みを帯びた倒披針形で長さ4〜5cm、巾2.5〜7mmで上面は緑色をしていて、葉質は厚みがあって綿毛が密生する。花は茎の上端に頭状花序を数個集合してつくり、色は黄色、まわりの管状花は雌性で細く、中心の筒状花は両性で、総苞片は5裂淡黄色をしていて、外片は短くて白毛がある。 痩果(果実のみで果肉のないもの)には、細点があり、冠毛は白毛をしています。 採集と調整:ハハコグサは開花期に全草を採取します。水洗いして天日でよく乾燥させます。 乾燥した全草を、生薬の鼠麹草(そきくそう)といいます。 その他 名前の由来は、葉や茎が白い綿毛をかぶっている様子が、母親が子を包みこむように見えたことから、母子草(ハハコグサ)の名がついたという説と、昔は葉を餅に入れて草団子にして食べた「葉っこ草」が転訛して、ハハコグサの名がついたという説があります。 |
| 23 | アキニレ(あきにれ、秋楡)![]() |
薬効・用い方: 薬効に関する記載情報はない。 アキニレ「秋楡」、別名 イシゲヤキ、カワラゲヤキ。中部地方以西から琉球列島,および朝鮮半島,台湾,中国の暖帯から亜熱帯に分布。山地や川岸にはえるニレ科の落葉高木で,高さ15m径60cmに生長する。樹皮は灰褐色で、鱗状に剥がれ落ち、まだらに斑紋が残る。葉は楕円形で主脈に対して、左右不同のことが多く、長さ5cm程度で、へりに鋭い鋸歯があり堅い。花は9月ごろ今年伸びた枝の葉腋に4〜6個の淡黄色に咲き、果実は10〜11月ごろ、膜質で団扇形で、その中央に種子がある。そのようなところから、アキニレと呼ばれている。 用途は、材は車両・器具・旋作・薪炭等で、樹皮は、繊維・縄・編物 等に使われる。 今では、公園樹や街路樹として、多く植栽されるようになった。 愛媛県大洲市の東大洲から長浜方面へ向かった肱川の赤橋を越えた肱川の土手で撮りました。土手の下に生えていた大木(15m)です。しかし、種は可憐で薄い袋の中にゴマをつぶしたような平たい種がはいってます。このゴマみたいな中にこのような大木のDNAが入っているとは驚きです。 葉の大きさは5cmx3.5cmで葉の付き方は画像の通り左右不同です(2006.11.10撮影)。 |
採集と調整 : |
| 24 | コマユミ(こまゆみ、小真弓・小檀) ![]() |
薬効・用い方: 薬効に関する記載情報はない。 ニシキギ科 ニシキギ属。山や野に多い低木で、高さ2m内外。葉は対生し、秋にはニシキギ同様美しく紅葉する。5〜6月、葉のつけ根から出た柄の先に小さな黄緑色の花をつける。実は10〜11月に暗紫色に熟し、割れると朱色の皮に包まれた種子が現われる。コマユミはマユミというより、ニシキギのひれのないものを指す。「真弓」は昔、材で弓を作ったことに由来する。 国道56号沿いの愛媛県大洲市東大洲のデオデオの国道をはさんで真ん前の「たかみつ釣具店」の松山よりの隣の畑に生えてました。葉っぱが一部、紅葉してます。樹高2m、葉は5x2cm、実がはじけて真っ赤な種子が飛び出してました(2006.11.11撮影)。 |
採集と調整 : |
| 25 | クロガネモチ(くろがねもち)![]() |
薬効・用い方: 樹皮や根皮を、止血、解毒、止痛、風邪、扁桃腺の痛み、平滑筋の収縮作用に用いる。 暖地の海岸や山地に自生する常緑高木(高さ10〜20メートル)です。大気汚染に強く、防火性も大きく、また実が美しいことから、街路樹、公園樹、庭園樹としてよく植えられる。雌雄異株(雌花と雄花が別の株に咲くもの)です。11〜12 月頃、雌株に直径5〜8ミリの球形の実が赤く熟し、華やかな街路樹が現れます。赤い実は、越年し4月頃まで残ります。名は、葉や枝がモチノキより黒ずんでいることから黒鉄(くろがね)モチとつけられました。 国道56号沿いの愛媛県大洲市東大洲のベスト電器の垣根沿いに生えてました(2006.11.11撮影)。 |
採集と調整 : |
| 26 | ダリヤ(だりや)![]() |
薬効・用い方: 主として果糖注射液として、体液や栄養補給のために医師が使用する。 果糖製造法:こまかく砕いた根を水に入れて、水酸化カルシウムで弱アルカリ性にし、加熱しこれを布でこし、脱色炭で脱色して濃縮するとイヌリンが得られ、これに水とシュウ酸を加えて沸騰しながら加水分解すると、果糖となる。これを炭酸カルシウムで中和し、さらに結晶として精製。 メキシコからグアテマラの高地を原産地とする多年草で、わが国には天保12年(1841年)オランダ船により、初めて長崎に輸入した。地下には淡褐色で、サツマイモ状の塊根が数個集まってつき、春にこの塊根より地上に中空で円柱形の茎を伸ばす。高さは1.5から2m。葉は対生し、1〜3回羽状に深く裂け、裂片にはあらい鋸歯がある。初夏より秋に開花し、各枝の先に、数個の大形で美しい頭状花をつける。一重、八重、花色さまざまの園芸品種が多い。頭花の周辺に雌性の舌状花、内部には両性花の管状花がある。果実は扁平で、冠毛のないそう果を結ぶ。愛媛県大洲市肱川左岸の八多浪排水樋門のある側の民家の近くの畑に生えてました((2006.11.17撮影)。 |
採集と調整 : 採取時期と調整法:地下の塊根を採取し、水洗いする。 成分:塊根には多量のイヌリンを含んでいる。その他、葉にはクマリン類、フラボノールの 配糖体。またクロロゲン酸が塊根に含まれている。 名前の由来:スウェーデンの植物学老アンドレアス・ダールの名を記念して、ダーリアの学名がつけられ、わが国ではこれを縮小したかたちでダリヤと呼んでいる。江戸時代、天保年間のころか天竺牡丹の名で呼ばれていた。この場合、天竺とはインドではなく、南蛮(アジア以外の外国)をさしていて、そのころ一重咲きの花がボタンに似ていたので、この名前となった。明治の終わりころにダリヤと呼ぶようになる。 |
| 27 | ムラサキサギゴケ(むらさきさぎごけ、ムラサキゴケ、サギゴケ、さぎごけ)![]() |
薬効・用い方: 薬効に関する記載情報はない。 花は紫色で,上の面に黄色のふくらみが2つあります。 地面につるをのばして,地面をはうように生えています。 花が白いものをたんに「サギゴケ」といいます。 同じ仲間でトキワハゼ(常磐ハゼ)があります。一見花はそっくりなのですが、大きさと花の色が違う。トキワハゼは1cmくらい、ムラサキサギゴケは2cmくらいで倍くらいの大きさ、花の色はトキワハゼが白っぽく、ムラサキサギゴケは紫色をしています 名前のいわれ:花の形が鳥の「サギ」が飛ぶ姿に見え,地面をはうように生えることから「コケ」の名がついた。愛媛大洲の山裾の生えてました。ムラサキの蝶々のような花です。茎は直立せず,地を這うようでした。草丈30cm、花は2x1.5cmです(2006.11.17撮影)。 |
採集と調整 : |
| 28 | コスミレ(こすみれ、地丁、ジチョウ、紫花地丁、シカジチョウ)![]() |
薬効・用い方: スミレは東アジア全域に分布する多年草ですが、栽培種を含めて非常に多岐にわたる種類があります。 (バイオレット、サンシキスミレ(パンジー)などを含め日本だけでも約100種類)。 各種の腫れ物などに用いられ、全草を用います。 生の全草を塩でもみ患部に貼り付けたり、日干しにして煎じて服用したりしますが、異物同名品が多く、スミレ以外にマメ科やリンドウ科の紫の花を付ける小型植物の全草が用いられています。 代表的な物はノジスミレ、コスミレ、米口袋(ベイコウタイ)華南竜胆(カナンリュウタン)などがあり、 「清熱し湿を利す、解毒し腫れ物を消す」の効能があります。 関連する漢方処方:五味消毒飲。 民間薬的な使い方 腫れ物:そのまま患部につけるか乾燥して煎じた物を服用する。 胃熱、眼炎、百日咳など ニオイスミレの葉を罨法として用いる。また、花をてんかんに内用する。(ヨーロッパの民間療法)。 切り傷 :そのまま突き潰して、酒粕か酒に混ぜて塗布する。 うがい薬 パンジーの茎葉を茶剤として用いる。(ヨーロッパの民間療法)。 子供の肝熱による鼻の出血:新鮮な物に蜂蜜を加え煎じて数日服用。 毒蛇の噛み傷:新鮮なつき汁1酒杯を服用し、カスに雄黄を加えて患部に塗布する。 乳腺炎:蒲公英(タンポポ)、半片蓮と一緒に煎じて服用し、カスを塗布。 |
採集と調整 : 和名の由来は、大工や石工などが線引きに使う墨壺の形に花弁が似ていたため、スミイレが略されてスミレになったそうです。 また、花と花を引っかけて遊んだためスモウトリバナと呼ぶ地域もあるそうです。 春に若葉を摘み、茹でて和え物にしたり漬け物やみそ汁の具にしたりします。 地方によっては地下茎をすりつぶしてトロロ状にして食べるそうです。 愛媛大洲の山裾の生えてました。スミレのようで丈が10cm、葉は3x4cm位です(2006.11.17撮影)。 |
| 29 | ヤブコウジ(やぶこうじ、紫金牛、しきんぎゅう、紫金牛根、しきんぎゅうこん、十両、ジュウリョウ)![]() |
薬効・用い方: 紫金牛は、解毒薬、のどの腫瘍、せきなどに用い、茎葉(けいよう)や全草は、慢性気管支炎に用いる。 紫金牛1日量、3〜6gを、水0.4リットルで、半量まで煎じて、1日2回朝夕の食前に服用します。 化膿性の腫れ物や小児の頭などにできる湿疹には、紫金牛20gを、水0.4リットルで、半量まで煎じて、この煎じ汁で患部を洗うと効果があると。また、膀胱炎には、紫金牛5g、ヘビイチゴの乾燥根5g、甘草2gを1日量として、煎じて服用します。 中国では、乾燥した茎葉を肺がんなどの治療に用いていて、1日量30〜60gを煎じて服用するとされています。 その他 ヤブコウジは、日本、朝鮮半島、中国に広く分布します。 秋から、冬にかけて赤い実をつけるので、マンリョウとともに正月用の盆栽として古くから観賞されていました。 「万葉集」や「源氏物語」では、ヤブコウジをヤマタチバナとしていました。 名前の由来は、赤い実を山のミカンに見立てたもので、始めはヤマミカンと呼び、ヤマタチバナになって、ヤブコウジとなったという。 愛媛大洲の山裾の日陰にはえてました。赤い実を付け、丈が13cmです(2006.1117撮影)。 |
採集と調整 : 分布生育場所:日本全土の山野、山すその木陰に自生する常緑の小低木 。 見分け方・特徴:山野の木陰に群生する常緑の小低木で、高さ10〜20センチくらい。 地下茎を伸ばして群生します。 茎は、直立し葉は、上部に1〜2段輪生して、長楕円形、葉縁にこまかい鋸歯があり、表面に光沢があります。 花は、7〜8月ころ葉の脇に白色の小花を下向きにつけます。 果実は、球形で秋に赤く熟します。 栽培:繁殖は実生で、秋に果実を採取して春に播種する。 発芽したら植え替えますが、鉢植えの場合には、赤玉土や鹿沼土などと腐葉土を混ぜます。 乾燥しないように、夏には充分灌水して、冬は乾かない程度にし、直射日光の当たらない半日陰の場所で栽培します。 また、露地植えの場合には、植え込みの下などの湿り気がある場所が良く生育します。 採集と調整:晩秋11月ころ、根茎と根を掘り取り、水洗いして天日で乾燥させる。 これを生薬で紫金牛(しきんぎゅう)という。中国では乾燥した全草を紫金牛といい、乾燥した根を紫金牛根(しきんぎゅうこん)として区別する。 |
| 30 | ニシキギ(にしきぎ、衛矛、えいぼう、鬼箭羽、きぜんう)![]() |
薬効・用い方: とげ抜き:鬼箭を黒焼きにしてごはん粒でねり患部にはる。 月経不順:1日量15〜20gを水400tで煎じて1/3量にし、空腹時に3回に分けて服用する。 中国ではニシキギを衛矛(えいぼう)、翼状部の生薬名を鬼箭羽(きぜんう)とする。 愛媛県大洲市肱川左岸八多浪排水樋門の近くの民家の庭に生えてました。丈は170cmでした。実は付いてないようでした(2006.11.17撮影)。 |
採集と調整 : 北海道、本州、四国、九州に自生。朝鮮半島、中国に分布。 名前の由来:秋の紅葉が錦のようにみごとであることから、錦木 となった。古名のクソマユミは、マユミよりその実がくさいこと からと言われている。白井光太郎著「樹木和名考」(1932年)は秩父地方ではこの実を砕き、頭髪油でねって、しらみ殺しに用いるので、シラミコロシの方言があると紹介している。 わが国独特の療法:「大和本草」(1708年)では{この木を煎じて服用すると心痛を治すが、このことは「本草綱目」(1590年)には載って いないと述べている。貝原益軒も「花譜」(1694年)の中で「枝を煎 じ飲めば、能く心痛の甚しきをいやし妙薬なり」としているが、 これはわが国独特の療法である。また、江戸時代の本草書の多く は、「本草綱目」で枝に出る翼状の部分を集めて薬にするとしてこれを紹介している。「用薬須知続編」(1757年)も、これを錦木散と いう処方に用いてとげをとるのに使用するとし、心痛を治すこと にもふれているが、とげ抜きの妙薬にすることもわが国だけの療法である。 中国では通経薬:「延喜式」(927年)に、ニシキギの枝にできる翼の部分を集めたものが、鬼箭(きぜん)、または鬼箭羽(きぜんう)として記され、当時、薬に用いられていたことがうかがえる。現在の中国では、鬼箭羽の名称で煎じて通経薬に用いている。 調整法:枝にできる翼状部のみを必要時にとり、日干しに。 成分:翼状部はコルク質で、特有成分は精査されていない。 |
| 31 | ヒモゲイトウ(ひもげいとう、紐鶏頭)![]() |
薬効・用い方: 薬効に関する記載情報はない。 学名:Amaranthus caudatus 科目:ヒユ科 南アメリカ原産。 大型一年草。花穂は紫紅色で、茎頂からひも状に長く垂れ下がる。種子は仙人が食べる穀物のたとえから、センニンコク(仙人穀)の別名がある。 世界の各地で観賞用に栽培され、一部では種子を食用にするために栽培している。 19世紀にネパール・インドに入り、主食用の作物。中国でも、種子を食用・飼料用とするために栽培されている。日本では、観賞用の栽培品。 愛媛県大洲市の医師会病院の近くの須賀神社近隣の畑に生えてました。大きなケイトウのようです。丈が160cmと大きく、垂れてる花の長さが80cmもありました(2006.11.17撮影)。 |
採集と調整 : |
| 32 | マンリョウ(まんりょう、万両)![]() |
薬効・用い方: 根や全草を、解毒、扁桃炎、打撲、お血(おけつ)、肝臓病、去痰、咳止めに用いる。 マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)となじみの多い植物で、名前からも縁起のいい植物とされる。常緑小低木で、秋には実が赤く熟し、庭の風情を演出しています。マンリョウとセンリョウの見掛の違いとしては、マンリョウは葉の下に実がつき、センリョウでは葉に上に実がつくということです。マンリョウはヤブコウジ科ヤブコウジ属、センリョウはセンリョウ科センリョウ属ということです。7月に小さな花をつける。 マンリョウの属するヤブコウジ属には、カラタチバナ、ヤブコウジなどもあり、 カラタチバナはヒャクリョウ(百両)、ヤブコウジはジュウリョウ(十両)と呼ばれる。 愛媛大洲の東大洲から長浜に向かった肱川左岸民家の庭にはえてました。赤い実が葉の下に垂れ下がり、丈が50cmでした(2006.1117撮影)。 |
採集と調整 : |
| 33 | センリョウ(千両、せんりょう)![]() |
薬効・用い方: リウマチ・神経痛には、乾燥した葉15〜20グラムを1日量として、水0.6リットルで半量まで煎じて、食後3回に分けて温めて服用 初期の風邪に、乾燥茎葉10グラム、防風6グラム、砂糖2グラムを水0.4リットルで煎じて、1日3回温めて服用 打撲傷、関節炎などの痛みに、生の茎葉を刻み、日本酒少量で煮詰めて、患部に塗布する。 名の由来は、観賞用のマンリョウ(万両)やヤブコウジ科カラタチバナにセンリョウが似ていて、漢名では、百両金と書くことから、それに対して、千両の名になったという。 お正月用に大洲市東大洲のスーパーマルナカで売っていたのを店員さんに了解を得て写真を撮らせてもらいました(2006.11.24撮影)。 |
採集と調整 : 分布生育場所 本州中部以西、四国、九州、沖縄の林縁に自生 朝鮮半島南部、台湾、中国、インド、マレーシアに分布。見分け方・特徴 本州中部以西の暖地に自生する常緑低木で50〜100cm。 幹、枝は、緑色で上部で枝分かれして、節が突起する 葉は、対生、楕円形で表面にはつやがあり、粗い鋸歯が葉縁にある。花は、7〜8月ころ、枝の先端に白い小花を多数つける。果実は約直径5mm、冬には赤く熟す。 採集と調整:夏に枝・葉を採取して、陰干しして乾燥させる。 赤く熟した果実を採取 有効成分:フラボノイド配糖体、タンニン、精油分など |
| 34 | ヤナギタデ(やなぎたで、水蓼、すいりょう ) ![]() |
薬効・用い方: 全草を、利尿、解熱、消炎、解毒、止瀉、虫さされ、食あたり、暑気あたり、辛味料に用いる。 川岸や湿地など水気の多いところに生える一年草。草丈40〜60cm位。秋穂状の花序を出し、白色の花と紅色の宿存がくをもつ小花をまばらにつける。葉を噛むと口の中がただれるほどに辛いので「ただれ」からタデになり、 葉がヤナギに似ているのでヤナギタデになったとも言われる。「蓼食う虫も 好き好き」のタデはヤナギタデのことらしい。刺身のつまとして添える赤い双葉のタデは、このヤナギタデを食用に栽培したもので、俗に魚毒を消すと言われる。 愛媛県大洲市肱川左岸八多浪排水樋門の近くの田圃に生えてました。丈70cm、穂長は5cmでした。葉を齧ってみて辛いようならヤナギタデ、辛くなければポントクタデと教えてもらいピリッと辛かったです (2006.11.17撮影)。 |
採集と調整 : 成分:精油 (tadeonal:辛味成分) |
| 35 | キヅタ(きづた、かべくさ、壁生草、フユヅタ、イツマデグサ、カンヅタ)![]() |
薬効・用い方: 一般には有毒で、はれもの、寄生性皮膚病には、生の葉をすり潰して、ごま油を練り合わせて、患部に塗布する。発汗には乾燥した葉を1日量3〜6グラム、水0.6リットルを3分の1量まで煎じて、3回に分けて服用する。 その他:名の由来は、大木になり木や岩に伝って絡みつくから、「木の蔦」からキヅタの名になった。本草綱目啓蒙(ほんぞうこうもくけいもう・1803年)には、キヅタを「其藤(つる)最大にして木の如く、或は直立す、ゆえにキヅタと呼ぶ」という記述がある。古名は、かべくさ(壁生草)、別名には、冬に葉が落ちないことからフユヅタ、葉が常緑からイツマデグサやカンヅタの名がある。 肱川の終点の瀬戸内海と接する長浜に行って来ました。肱川右岸の川べりに張り付くように土手一面に3m位の木です(2006.11.25撮影)。 |
採集と調整 : 分布生育場所 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮南部の山地、野原、海辺に自生。 見分け方・特徴: キヅタは、常緑つる性の木本で、茎から気根を出し、木や岩に這い上がり、10メートルにも伸びる葉は、柄があり互生、3角形〜ひし形卵形、革質で表面には光沢があり、無縁。花は、10〜11月、枝先に長い花柄を出して、多数の黄緑色の小花を球状につける 花弁5個、雄しべ5個、果実は、球形、翌年の春には黒く熟す。 採集と調整: 夏〜秋に葉を採取して生のまま用いる。また、日干しにして乾燥させる 成分:サポニンのヘデリンを含有 |
| 36 | トベラ(とべら、海桐、かいどう)![]() |
薬効・用い方: 寄生性皮膚病。 トベラの乾燥した葉を10〜20グラム、水0.4リットルで半量まで煎じて、患部を洗う。 その他:名の由来は、「和漢三才図絵(1713年)」には、「扉木」をあてて、トベラ、トベラノキと詠ませて、「除夜にこれを門扉に挿せば能く疫鬼を覘く。ゆえに扉木(とびらのき)と名づく」。 貝原益軒の「大和本草諸品図(1715年)」には、「除夕(じょや)に国俗此木の枝を扉に挟して、来年疫鬼のふせぎとす。ゆえにトビラノ木と言う。葉は臭味共に悪し、花の香よし」の記述があり、古くから、扉に枝を挟んで、悪鬼を除く行事に用いていたことが知られる。このことから、トビラノキから転訛して、トベラの名になった。漢名は海桐(かいどう)で中国広東、福建など南部の海岸部に自生する。 肱川の終点の瀬戸内海と接する長浜に行って来ました。肱川右岸の川べりに川の面から道路の高さまで約4〜5mくらいの木です(2006.11.25撮影)。 |
採集と調整 : 分布生育場所:岩手県以南の本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、台湾、中国の沿岸地域に分布。 見分け方・特徴:幹は灰色で雌雄異種、葉は互生して長い倒卵形、先端は丸く全縁、革質で厚い、乾燥すると外側に巻き込む。花は5〜6月に白色5弁花を集散花序につける。果実は球形で冬に、3裂して赤色の粘り気のある種子を数個落とす採集と調整:葉を随時採取して水洗いしてから日干しにして乾燥させる。 有効成分:サポニンの一種の殺菌性ヘデラゲニン、収斂作用があるタンニンを含有 |
| 37 | 薬効・用い方: | 採集と調整 : | |
| 38 | 薬効・用い方: | 採集と調整 : | |
| 39 | 薬効・用い方: | 採集と調整 : | |
| 40 | 薬効・用い方: | 採集と調整 : |