8月の薬草(No1-20)

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お断りします。もし間違っていたらご指摘下さい。

No 薬草名 薬効用い方 採取時期と調整法・成分
1 ドクダミ(どくだみ、十薬)
ドクダミ科


薬効・用い方:
化膿性のはれもの:
とりたての新鮮な生の葉を水洗いし新聞紙のような紙に包んで火にあぶり、やわらかくなったら、はれものの大きさに折って患部に当て、絆創膏で止めておくと、うみを吸い出し、はれもひく。
利尿・便通・高血圧予防:
乾燥した十薬をせんじて飲むが、くさみはない。十薬20〜30g、ヨクイニン10gを煎じて、お茶がわりに飲む。便通をととのえ、十薬中のクエルチトリン、イソクエルチ トリンの作用によって、血圧を安定させる効果がある。
採取時期と調整法・成分:
5〜6月、花が咲いている時期に、根も含めた全草を採取し、日干しにする。生の葉は随時必要時に採取。
成分:葉にはクエルチトリン、花穂はイソクエルチトリンを特に多く含む。悪臭の元凶はデカノイルアセトアルデハイドやラウリールアルデハイドによる。これには抗菌性があるが、乾燥すればこの悪臭は消える。
2 ハス(はす)
スイレン科

薬効用い方:

滋養・強壮・下痢:
よく乾燥した種子(蓮子、蓮肉)を15〜20粒ぐらい、フライパンで 炒って、3回に分けてたべる。
採取時期と調整法・成分:
秋おそく、花托に含まれる果実をとり出L、皮をとり除 き、種子だけを蒸してから陰干しにする。果実の皮つきを蓮実、皮をすて去って、種子だけ乾燥したものを蓮肉、蓮子と呼ぶ。
蓮根中にはアミノ酸のアスパラギン、チロジンなどを含 み、果実にはアルカロイドのネルンビ.ン、ロツジン、アノナイ ン、リインジニン、プロヌチフェリンが含まれている。
3 アサガオ(朝顔、あさがお)


薬効・用い方:

下剤.
乾いた種子(牽牛子)を粉末にし て、1日量として0.5〜1.5gを服用。なるべく 空腹時がよい。ただし、有効成分のファルビチンには強力な下剤 の作用があるので、絶対に量を過ごさないこと。
採取時期と調整法・成分:
9〜10月に種子を採取して、日干しにする。 果皮はからからに乾いたらとり除き、種子だけを集めて乾燥する。種子は外側が黄白色のものを白牽牛子、黒色のものを黒牽牛子と区別するが、薬効は変わらない。
成分:
牽牛子の主成分は樹脂配糖体のファルビチンである。
4 アカジソ(赤ジソ、あかじそ、紫蘇葉、しそよう、蘇葉)

薬効と用い方:

かぜに葉も種子毛同様に用いてよい。1日量6〜10gを水200 tで半量に煎じて、2〜 3回に分けて服用する。

魚による中毒:種子1回3〜6gを水で服用するか、 砕いた乾燥葉を茶さじー杯に、熱湯を注いで飲む。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法:
葉は6-9月に採取し、半日ほど日干しにし たあと、風通しのよい所で、陰干しにする。種子は10月ごろ、実をもんで種子をとり出し、陰干しにする。

成分:特にチリメンジソ葉よりアントシアン色素のシアニジン、 アントシアン配糖体ペリラニンが抽出される。香気成分はシソ油 で、ペリラアルデヒド55%を含んでいて防腐力が強い。またペリラアルデヒドからは、甘味料のシソ糖ができて市販されていたが、熱や唾液に分解されやすい欠点がある。梅干しの色は、アントシアン色素が梅のクエン酸によって分解され、独特の色になる。
5 アオジソ(青ジソ、あおじそ)

薬効と用い方:

シソの葉は、興奮性発汗、解熱、鎮咳、鎮痛、利尿、健胃などによく、感冒、発熱、悪寒、消化不良などの症状に用いられます。さらに、最近の研究では、抗酸化作用、消臭作用、血中のアルコール分解促進作用、煙草のニコチンやタールを薄める作用等が報告されています。
また、アレルギー発症時の悪化原因の物質(腫瘍壊死因子)の量を適度に抑制し、調整する働きがある為、アトピー・花粉症・喘息等のアレルギーによる諸症状を優しく緩和してくれる可能性があります。
採取時期と調整法・成分:

成分:ベータカロチンで、その含有量は野菜の中でも最も多い部類に入ります。またカリウムやカルシウム、鉄分などのミネラルも豊富に含んでいます。特有の香り成分“シソアルデヒド”が食欲を増進させるので、夏バテ防止によく用いられます
6 アジサイ(あじさい)

薬効と用い方:

解熱
採取時期と調整法・成分:
花の盛りに花を採集し、日干しにする。
1回に乾燥花2〜4gを煎じて服 用するとよい。
花には、花の色素アントシアニン、有機酸3-カフェオイルキナ酸、3-パラクマロイルキナ酸、配糖体・ヒドラゲノシドAを含有。
7 ビワ(びわ、枇杷)
薬効と用い方:
あせも:葉約3枚分をちぎり、500tの水で煮出し、冷めた汁で患部を洗う。

打ち身・捻挫:ビワ葉約30枚を水洗し、1pほどに刻み、水けをとってから広口びんに入れ、ホワイトリカーを葉がひたひたになるまで注ぎ、2〜3週間おいてこし、これを脱脂綿に浸して患部に当てる。その上に乾いたタオルをのせ、さらに懐炉であたためる。前もって作っておくとよい。
せき止め・暑気あたり・胃腸病:
葉2枚をちぎり、400tの水で1/2量まで煎じて飲む。
疲労回復・食欲増進:果実1sを水洗いし、水きりしてからホワイトリカー1.8リットルにグラニュー糖150gと漬け、3〜6ヵ月後にこ してビワ酒に。1日3回、20tずっ飲む。
採取時期と調整法・成分:
葉は必要なときにつみ、葉の裏の細毛をとり除き、水洗いして生のまま使用する。

成分:
ビワの種子には青酸配糖体のアミグダリンがあり、葉にも含量は少ないが含まれている。清涼飲料的な効果は、アミグダリ ンの分解で生じたベンズアルデヒドによるもの。アミグダリンには鎮咳作用がある。
8 ゴーヤ(ごーや)

薬効と用い方:

解熱、解毒、充血による眼病、下痢:
1回に6〜10gを水300 ccで1/3量に煎じて服用。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法::
秋に熟した果実を、種子とともに輪切りにして、日干しにする。

成分:
果汁中にアミノ酸のシトルリン、種子には配糖体のモモルジコサイドA・Bのほか、ビシンという物質も報告されている
9 ひまわり(向日葵)

薬効と用い方:
滋養にフラ イパンで焦げないように炒って、食べる。
採取時期と調整法・成分:
種子から採油する。ソ連、中国、ヨーロッパの中部・東部、インド、 ペルーなどでは採油の目的で栽培するところが多い。花も大き く、種子も大きくなる改良種が普及している。種子の脂肪油は淡 いコハク色。芳香があって、オリーブ油やアーモンド油と同様に用いられる。また灯火用とか、せっけんの原料に使用されたこともあった。
成分:
大豆より脂肪油の含有量が20〜30%も多い。リジ ン、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸など多くのアミノ酸類が知られ、脂肪油はオレイン酸、リノール酸などを含む。このほかクロロゲン酸ジヒドロファルカリノン、スチグマステロールなどもある。
10 ヒメガマ(ひめがま)

薬効と用い方:

口内の出血:
1日4〜8gの蒲黄粉を3回に分けてそのまま服用する。
止血、切り傷、やけど:
蒲黄粉を直接撒布する。
採取時期と調整法・成分:

夏の開花期に、雄花穂だけを切りとり、布袋に入れて 袋ごとたたいて、花粉を集める。
成分:
脂肪油やフラボノイドのイソラムネチンを含む。 .
11 イチジク(いちじく、無花果)

薬効と用い方:

血圧降下によく乾燥した葉20gを水400tで、半量にまで煎じて、1日3回、空腹時に内服する。
採取時期と調整法・成分:

調整法:真夏に葉を採取して、水洗いしてから日干しにする。

成分:クマリン類のベルガプテン、プソラレエンが含まれている。プソラレエンには血圧降下作用がある。
12 イチョウ(いちょう、銀杏)

薬効と用い方:

鎮咳:内種皮の中の種仁を、 1回量に5〜10g、煮てから食べるとよい。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法:秋に落ちた実を、土中に埋めるか、水につけておいて、果肉を腐らせて洗い流し、白い内種皮に包まれた種子を日干しにする。使用の際、この内種皮を破り、中の種仁を用いる。

成分:デンプン、タンパク質、脂肪のほか、ヒスチジンなどを含有。
13 ミソハギ(みそはぎ、千屈菜)

薬効と用い方:

下痢止め:1日量としてよく乾燥した全草 (千屈菜)6〜12gを、水400 tに入れて1/3 量ぐらいになるまで煎じて、3回に分けて、食事の30分前に服用する。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法:夏から秋にかけて花が終わりかけるころに、全草を採取し、よく水洗いしてから、日干しにして、乾燥させる。

成分:配糖体のサリカイリン、タンニン、コリンなどを含んでいる。また、花の色素は配糖体のアルビジンによる。
14 ムクゲ(むくげ)

薬効と用い方:

下痢止め:乾燥した花(木樫花)1回量3〜6gを水 200 tで煎じ、あたたかいうちに服用。作りためないで、1回ごとに煎じたのがよい。
水虫:乾燥した樹皮(木橦皮)をこまかく刻んで10gを、45度のホワイトリカー200 tに漬けて、3〜6ヵ月後にこして患部に塗る。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法:なるべく白花種を使う。花はつぼみを とって日干しにする。樹皮はできるだけ夏の土用ごろに採取して日干しにする。

成分:花には粘液質のほか、サポナリンを含む。
15 なす(茄子)

薬効と用い方:

生体調節機能が優れていると言われ、特に豊富に含まれる食物繊維は、便秘を改善し大腸がんを予防したり、血糖値の上昇を抑え、糖尿病や肥満を防ぐ効果がある。
採取時期と調整法・成分:

カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維
16 アロエ(あろえ)、キダチアロエ、コダチアロエ

薬効と用い方:
下剤:生の葉をすりおろし、その汁をさかずき1杯、空腹時に服用する。

健胃: 上記の約半量をー日3回、食後30分に服用する。


やけど:葉の皮をむき中のゼリー状の部分を患部にはる。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法:
必要時に、生の葉をとり、洗ってから使う。

成分:
緩下作用のあるアロエエモジン、バルパロイン、苦昧配糖体アロエニン、緩下作用のある乳酸マグネシウム、コハク酸が含まれている。
17 フキ(ふき、蕗)

 フキ
 フキノトウ

フキノトウはフキの花と花茎です。フキはキク科の多年草で、雄株と雌株があります。雄株の花茎は花後に枯れますが、雌株の雌花には白い冠毛のついた種(痩果)ができます。
薬効と用い方:

せき止め:
1日量10〜20gを水400tで半量ぐらいになるまで煎じて、1日3回に分け
て服用する。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法:
フキノトウがまだつぽみのころにとって、日陰干しにする。

成分:
フキノトウには、クエルセチン、ケンフェロール、苦味質、精油、ブドウ糖、アンゲリカ酸などを含んでいる。
葉には苦味配糖体や粘液、サポニン、コリン、タンニン、酒石酸などを含んで、せき止めに用いている。
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18 ハギ(はぎ)

薬効と用い方:
婦人のめまい・のぽせ:乾燥した根を2〜 5g 1回量、水300 tで1/2量にまで煎じて、1回に服用する。
採取時期と調整法・成分:

調整法:秋、花の終わりに近いころ、根を掘りとって、水洗いしてから、適当な大きさに刻んで、日干しにする。
成分:ヤマハギの葉にアルカロイドのジメチルトリプタミン が発見され、子官止血作用があることがわかったが、実用化 されていない。
19 ホウセンカ(ほうせんか、鳳仙花)  
鳳仙(全草)、急性子(種子)      

薬効と用い方:

かぜ:乾燥葉1回3〜6gを水200 tで、半量にまで煎じて服用する。

はれもの:生の葉の汁をしぼって、外用する。

魚肉中毒:種子1回1.5〜3gを水200tで、半量に煎じて服用。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法:夏から秋に全草をとり、そのまま用いたり、
日干しにする。果実は成熟寸前にとって箱などに入れて日干しにし、乾燥してから種子のみを集めておく。

成分:ナフトキノン類。花にアントチアニン、チアニジンなど。
茎葉には解毒作用のあるケンフェロール、クエルセチンなど。
20 シュロ(しゅろ、棕櫚)

薬効と用い方:

高血圧症の予防:
若い花穂の乾燥したもの3〜15gを1日量として、水400tで半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。

鼻血の止血:
皮の黒焼きを直接、鼻の穴に入れる。少量の黒焼きを簡単に作るには、乾燥した材料を、アルミ箔に包んでフライパンに入れ、蓋をして火にかけ、蒸し焼きにするとよい。
採取時期と調整法・成分:

採取時期と調整法:
雄花、雌花いずれでもよい。4〜5月ごろ、出始めの黄色花穂をとり、日干しにする。また、幹に出た黒褐色の毛のような状態の皮をとり、黒焼きにする。

成分:
タンニン質を含む。